もしも

もし、もし神がいるのならば、高いところから私を、すべてを見ている人が、存在がいるのならば、
ならば。
教えてくれ。


なぜ私はこうもすぐ失敗を犯す。
あの発言は、彼の自尊心に少なからず傷を与えてしまうのに。
なぜ一夜の間に彼の日記が更新されていて、
その内容を見る前に、
あちらに書き込んで、
結果、彼の自尊心に傷を与える内容を書いていたのか。


さして私の不注意でもないだろう
なんでいつもこんな試練ばかりを科すんだ。


面倒くさくなる。
彼と彼らに謝り損ねたことを、今も私は悔やんでいる。
いつか言いたい。
いつか、謝りたい。
一言でいい。
でも、
その機会は与えられるのだろうか。


私は、
彼が自分の能力に矜持を持っていて、
それに見合う能力を持っていて、
それに見合う努力をしていて、
見合わないのなら認めない自己分析もできていて、
そういった人物だとしっているのに、


私は彼に本心を謳うことができない。


私は、彼に重圧を与えてしまっていたということを知っていて、
私が謝ることに対して彼はまた自尊心を傷つけてしまうのではないかと、私は恐れて、
また、動けずにいる。



いつか、答えは導けるのだろうか。